5/26 本日の為替の見通し

昨日の海外市場では、ドル円が約半年ぶりに140円台に上昇し、140.23円まで値上がりしました。これは予想以上に強い米国の経済指標が発表されたことでドルの需要が高まったためです。ドル円の上昇に伴い、ユーロ円も150.32円まで上昇しました。一方、ユーロドルは1.0707ドルまで下落しました。この要因としては、ユーロ圏の景気の減速懸念や米国の長期金利の上昇がありました。

本日の東京為替市場では、今晩発表される4月の米国のPCEデフレーターや同コアに注目しながらも、基本的にはドル高円安のトレンドが継続する可能性があります。ドル円は、昨年の高値151.95円から今年の安値127.23円までの幅の半分である139.59円をしっかりと超えており、次に注目されるのは下値から61.8%戻しの142.51円です。

昨日の東京朝には、格付け会社のフィッチが債務問題を懸念して米国の格付けを「レーティングウォッチネガティブ」に指定しました。これによりドル円は急落しましたが、下値は138円後半までにとどまりました。流動性が薄い時間帯であっても下げ幅が限られたことから、ドルの需要の強さがうかがえます。

日銀総裁の植田氏が就任後も日米の金利差が広がっていることが、ドル高円安の要因の1つです。昨日も植田総裁は大規模な金融緩和の継続を強調しました。本日発表される4月の企業向けサービス価格指数では、前年比の予想が1.4%であり、前回よりも減速する見込みです。これは欧米とは対照的であり、年末までにインフレが低下するという日銀の見通しを支持するものとなるかもしれません。

一方、先週末にはFRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長が次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げ休止を示唆しましたが、米国の金利上昇への期待は高まっています。本日はニューヨーク序盤にFRBが重要視する米国のPCEデフレーターや同コアが公表されます。市場予想では、総合的な指標は前年比4.3%と前月よりもやや加速し、コア指標は4.6%で横ばいを予想しています。FRBのウォラー理事が「次回も経済データに基づいて追加の利上げがある可能性」を示唆したことから、指標への注目度は高まるでしょう。

また、東京午前には4月の豪州の小売売上高が発表されます。市場予想では前月比0.2%の低下を予想しています。もし予想よりもさらに低い結果となれば、マイナスの印象を与える可能性があります。リスクオンのムードが続いている中での発表となるため、結果には注意が必要です。

またチャート的にもドル円・GOLD・アメリカ10年債はかなず見ておこう

GOLDが下がっているときは
米国債は上昇する傾向にある

この関係性は今後重要になってくるので必ずチェックしておこう

XMトレーディング

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